私の担当が今の主治医で本当に良かった、と思った出来事。
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こんにちは、咲です。
昨日、引っ越しやらなにやらのストレスで統合失調症の症状が酷くなり、通院予定日より早めでしたが病院へ行ってきました。
昨日までの私は、「殺される」という気持ちでいっぱいでした。
病院に行って主治医に「私、殺されます」というと、
「誰に殺されるの?」と聞かれたのです。
口をついて出たのはこんな言葉でした。
「コロナの問題で、老人をいつまで生かしておくのか考える必要があるって意見を耳にして…障害者や老人に安楽死を認めるべきだという話題とか…私はそれは違うと思っていて…。私は殺されるんだなと思って…」
「私は人間の出来損ないで、価値がないんです…」
「だから、殺される…」
統合失調症の特徴なのか、ちゃんと伝えようとしても言葉が上手く繋がりません。
だから、時々自分でも相手に伝わらないだろうと思うことがあります。
でも、主治医はきちんと気持ちを汲み取ってくれました。
「いい気づきだよね。僕は優性思想に繋がるような考えは、やはりよくないと思う。そしてあなたもそう思ったんだよね。それに、自分もその対象になるかもしれないと。だから泣いているんだよね。」
「僕は思います。老人の命と若者の命に差はない。障害者と健常者の命に差はない。どれも大切な命です。あなたは人間の出来損ないでもないし、価値がないわけでもない。大切な命の一つですよ。」
主治医からこう言われて、涙が止まりませんでした。
統合失調症を発症してから、自分の価値というものをずっと考えてきた私。
普通の人よりできないことの方が多いのが、とてもコンプレックスでした。
こんな私に価値はないとずっと思ってきたし、生きていていいんだろうかと何度も自問してきました。
心のどこかでは、「生きていていいんだよ」と言って欲しかったのかもしれません。
昨日の主治医の言葉は、私のみならずこの世のすべての人を肯定する言葉でした。
私は本当に救われた気持ちです。
主治医に出会えたことに感謝の気持ちしかありません。
引っ越し完了までもう少しですが、また調子を崩すことなく無事に引っ越しを終えたいと思います。