今日も、統合が失調している。

精神科での診察が劇的に変わった方法


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精神科の診察は5分で終わる?!

こんにちは。

統合失調症歴25年の咲です。

 

突然ですが、あなたは普段の診察に満足していますか。

 

精神科の診察は、待ち時間が長いわりに診察は5分で終わってしまうという人がかなりいるようです。

そのため、話を聞いてもらえない診察に不満を持ち、病院を転々とする『病院ジプシー』もいるのだとか。

 

かく言う私も、以前は5分で診察が終わっていました。

何も話せずに終わる診察に意味があるのか、ただ処方された薬を飲むだけで病気はよくなるのかと苛立ちを覚えるほどでした。

 

しかし、ある方法を試すことによって、今までの短時間診察を劇的に変えることに成功したのです。

 

あなたも、話も聞いてもらえない短時間診察から抜け出して、主治医とコミュニケーションがとれるようになりたいとは思いませんか。

 

私が行った簡単で効果的な方法を試せば、あなたも短時間診察の悩みが解消されるかもしれません。

 

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精神科の診察が短時間になってしまう理由

そもそも、精神科の診察は何故、短時間になってしまいがちなのでしょうか。

私の考える短時間診察の原因は、以下の2つです。

 

1.主治医から個別具体的な質問がない問題

私の経験から思うに、短時間診察の医師というのは

「この一週間で体調の変化はありましたか」

「新しい薬を飲んで、心は落ち着きましたか」

といった具体的な質問をしてきません。

 

例えば、私の以前の主治医はいつも、こんな質問をしてきました。

「今週一週間、どうでしたか。」

この質問では、何について聞かれているのか全く分かりません。

聞かれた私も答えようがないので、

「特にないです」

と答えていました。

これでは、診察が短時間になるのは当たり前でしょう。

 

2.患者自身が自らの体調の変化に気づけず、主治医に伝えられていない問題

本当はちょっとした体調の変化でも伝えたほうがいいのですが、その変化がただの体調の揺らぎなのか、はたまた薬の影響かというのは判断しづらいものです。

健康な時であればちょっとした不調にも敏感ですが、常に体調が悪いとなると、「いつものことだ」と考えて体調の変化に気づけないことも。

 

これでは、伝えるべきことがあったとしても主治医に伝わらなくなってしまいます。

 

体調の変化に気づけないということは、診察時のコミュニケーション不足にも繋がるのです。

 

では、どのようにすれば診察で、医師としっかりコミュニケーションをとることができるのでしょうか。

 

実は『メモ』が診察を変える鍵だった

私が医師とコミュニケーションをとり『5分の短時間診察』から抜け出せた方法。

それは『メモをとる』それだけのことだったのです。

 

実は、短時間診察に悩んでいた当時、私は薬の副作用による急激な体重の増加に苦しんでいました。

せめて体重の変化を手帳に記しておこうとメモし始めたのがきっかけとなり、だんだんと便秘や手の震えなどの気になった症状も書き留めるように。

 

メモを始めてから初めての診察で、私は主治医からいつものように質問されました。

「今週一週間、どうでしたか。」

私は手帳のメモを思い出して、こう答えました。

「手の震えがきになります…。あと、もう一週間便秘が続いています。」

すると、意外な答えが主治医から返ってきたのです。

 

「便秘ですか。体と心が緊張状態にあるから、便秘になるのでしょう。心が回復してくれば、便秘も解消されますよ。しかし、それまでずっと便秘というわけにもいきませんから、酸化マグネシウムをだしておきしょう。自然なお通じが期待できます。体調がいい時には、10分でもいいので歩いてみてください。便秘が解消されるかもしれません。」

「手の震えが起きるのであれば、一度この薬は中止しましょう。別の薬を出しますね。」

 

たまたまメモしていた体調の変化を伝えたことで、主治医からいろいろな話を聞くことができました。

その流れでずっと疑問に思っていたことや、不安だったことも話せました。

 

自分の体調に関するメモが、精神科での診察を劇的に変える鍵だったのです。

 

メモによって変わっていった、私と主治医の関係

初めて主治医とコミュニケーションがとれた診察の日から、私は手帳へのメモを欠かさなくなっていきました。

診察日には、一週間の体調の変化について手帳を見ながら伝え、主治医はそれに答え、時には薬を調整してくれました。

 

短時間診察だった時とは比べ物にならないほど、私の主治医に対する信頼は深くなっていきました。

そして、主治医は私の信頼に応えてくれるようになったのです。

 

5分の短時間診察から抜け出すために、メモをはじめてみませんか

ここまで、精神科での診察が劇的に変わった方法について、私の体験談をもとにお話しさせていただきました。

 

いかがでしたでしょうか。

悩んでいるのであれば、あなたも『メモ』を始めてみませんか。

 

何気ないメモがきっと、主治医とのコミュニケーションに繋がり、短時間診察から抜け出す手助けとなってくれることでしょう。